・・・なんというネーミング(笑)
これが「風通し銀次郎」です。
裏面はアルミ箔でギラギラとしていますね。
この一見すると何の変哲もないタダの段ボールのようにも見えるこの物体。
一体これは何かといいますと・・・・
この 「風通し銀次郎」 は遮熱通気スペーサーといって
屋根裏の換気をするためのアイテムなんです。
今回、富士ホームの注文住宅のラインナップに新たにエコ住宅シリーズが加わりますが、
このシリーズに採用されることになったのが、この「風通し銀次郎」です。
「風通し銀次郎」は、このように屋根裏の垂木という部材の間に取り付けて使います。
ちょうど屋根のすぐ裏側に取り付けます。
ちょっと近くに寄ってみます。
さらに近寄ってみましょう。
真ん中あたりに穴が開いているのが見えてきました。
こんな風に銀次郎の左右と真ん中のツメを折り曲げて取り付けることで
屋根の合板との間に「すき間」を作ります。
すると、屋根の低い部分(軒裏)から入った空気が
この「銀次郎」のすき間を通って屋根の中を流れていきます。
そして屋根裏の熱気は、空気の流れに乗って屋根の高い部分へと運こばれて
一番高いところ(棟)から屋外へ抜けていきます。
さらに屋根に向いた面がアルミ箔になっているので熱を反射して
室内側に熱が吸収されにくくなっています。
この「銀次郎」自体は断熱材ではないんですが、これがあるだけで
屋根裏の温度が全然違うんです。
暑い夏でも工事中の屋根裏でいつも工事している電気業者さんが
「この『銀次郎』をしてる家を工事したときは、屋根裏の暑さが全然ましだった」って
言っていたほどの効果!
この後に屋根を吹き付け断熱で覆ってしまうのですが
その奥で「銀次郎」が風を通して屋根裏の熱気を排出してくれてるんですね!
施工業者さんが丁寧に教えてくださいました(^^)
「風通し銀次郎」の施工風景を撮影してる風景を撮影(笑)
このように、普段あまり取り上げられることのないアイテムですが
こういうパーツや工夫が省エネエコ住宅の高い性能を実現しているわけです♪
丁寧に教えていただいた上に撮影にまで協力してくださった業者さん、
どうもありがとうございました(^^)
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