富士ホームの家はツーバイフォー工法で建てることが多いです。
かれこれ20年以上に渡ってツーバイフォー工法でたくさんの住まいを建ててきました。
ツーバイフォー住宅はハウスメーカーさんでも採用されている工法ですから
「ツーバイフォーって聞いたこともない」
という方は少ないのではないかと思います。
ツーバイフォー工法の名前の由来は構造部材で主に使っている
木材の断面のサイズが2インチ×4インチだからです。
これも結構よく知られていると思います。
ツーバイフォー工法は別名『枠組壁工法』といいます。
こちらはあまり聞き慣れない言葉ですよね。
漢字の意味から、なんとなく分かるような気がするけど
なんのことかピンとこないですよね。
でも実際にツーバイフォーを建てている様子を眺めていると
「あぁ、こういうことか!」って分かっていただけると思います。
ツーバイフォー(の壁)を作る手順は
まず204(ツーバイフォー)材を床の上に並べていきます。
ちょうど枠を組み立てていく感じです(^^)
・・・そう「枠組み」ですね!
窓になる部分もあらかじめ窓の大きさに合わせた枠を組み立てておきます。
窓部分のパーツも並べるとこんな感じになります。
なんとなく壁の姿に見えてきました!
並べてある部材を釘でつないで壁の枠組みを完成させます。
枠組みが出来上がったら組み立てた枠組みが歪んでいないか
両側の対角線の寸法を測って確かめます。
枠組みが出来上がったら、外壁になる壁の場合は構造用合板を貼っていきます。
ツーバイフォーは柱で家を支える構造ではなくて
壁と床で箱を作って支える構造なので
この「構造用合板」がとても大切な役割をしています(^^)
窓になる開口部分も一旦全部を合板で覆ってしまいます。
合板が貼れたら縦に枠がある部分に沿って墨でラインを引きます。
そして、このラインを頼りに合板の上から枠と合板を釘で固定していきます。
合板と枠組みを釘で止めつけていく作業&窓部分の合板のくり抜き作業です。
テンポよくスピーディーに進んでいきます。
釘打ちの「パンパンパンパン」という音がリズミカルに響きます。
幅3.8センチの枠に沿って10センチほどの間隔で釘を打っていきます。
簡単そうにみえてなかなか凄いテクニックです!
実際に見ていると、これがまた早いんです!
テンポにするとメトロノームで♪160~170ぐらいじゃないでしょうか(笑)
結構アップテンポなロックのスピードです。
このようにして作った壁を立て起こしたところです。
枠組壁工法と呼ばれるのは、このような作り方をするからなんですね!
立て起こした壁は床と、これから作っていく2階の床と固定されて
箱状の構造になります。
在来の柱で建てる家をマッチ棒で組み立てた工法だとすると
ツーバイフォー工法はマッチ箱の工法だと言えます。
マッチ箱は紙(壁)自体はペラペラで薄くて重みを支えられないけど
四角い箱になることで上から押しても壊れない強度になるわけです。
これがツーバイフォーの強さの原理なんですねー(^^)
つづきはこちらの記事で。
【ツーバイフォーの壁を建て起こしているところです。】
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